デリヘル

指輪

私は彼からのメールの数々を書き留めた。
一人の男の恋の苦悩を芸術作品へと昇華するのだ。
ああ、これをどうやって写真に収めたらいい?舌なめずりしそう。
積わらの連作を描いたとき、画家の頭にはすでに明確なイメージがあったはず。

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右手が死んだ

わたしだもん。
諦められないことなんて、ありえない。
でも、彼は夜ごと私の夢に現れた。
おまけに困ったことに私の右手がいう事をきかなくなった。
23歳より着任した、私の処理班。
人差し指の先端には感度バツグンのセンサーが搭載され、夜ごとの訓練の結果、立派に習熟した私の秘宝。

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失った横顔

彼がわたしを乗っける車は外車だった。
ドイツの高級車。
アウトバーンからジャパンマネーにより強奪された。
左ハンドルだ。
だから彼はいつもわたしの左横顔を見ることになった。
彼はうっとりと視線を注ぐ。

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