初恋

ブランド

私は自分にブランド価値があるなど、今日の今日まで思ってもみなかった。
顔だってまあ、不細工でない程度。
学歴だって地方の三流短大、しかも夜学しかも遊び過ぎて一年留年。

それに家も貧乏。

“ブランド” の詳細は »

郊外よりも

彼は今頃どうしているのかなあと思った。
なんと探偵事務所を活用して、彼の所在を突き止めた。
転職し、商社マンとなっていた。
まだ独身らしい。
お父様は既にお亡くなりになっていて、お母様と同居されているとかなんとか。

“郊外よりも” の詳細は »

失った横顔

彼がわたしを乗っける車は外車だった。
ドイツの高級車。
アウトバーンからジャパンマネーにより強奪された。
左ハンドルだ。
だから彼はいつもわたしの左横顔を見ることになった。
彼はうっとりと視線を注ぐ。

“失った横顔” の詳細は »

愛しの君

短大時代、初めての彼氏ができた。
とにかく、大人しかった高校時代のキャラを脱ぎ去って経験を積もう。
見られる存在から、見る存在へと脱皮を図るのだ。

相手は誰でもよかった。
彼は島根出身の専門学校生で、同級生だ。

“愛しの君” の詳細は »