右手が死んだ

わたしだもん。
諦められないことなんて、ありえない。
でも、彼は夜ごと私の夢に現れた。
おまけに困ったことに私の右手がいう事をきかなくなった。
23歳より着任した、私の処理班。
人差し指の先端には感度バツグンのセンサーが搭載され、夜ごとの訓練の結果、立派に習熟した私の秘宝。

これさえあれば、何があっても大丈夫。
が、その私最愛の右手が故障してしまった。
澄ました顔で、その役割を終えてしまったのだ。
穏やかに説得するけれど、死んだように沈黙するばかり。
おまけに毎月ハンパなく出血するあの部位すら私のものじゃなくなってしまった。
彼のものだ。
夜ごと彼は亡霊となってやってくる。
私は亡霊となった彼に哀切を極めて懇願する。
彼じゃなければ埋まらなくなってしまった、その空しさを埋めてほしいと。
おまけに柔らかい二つの円みまでもが、今や彼の所有物。
かつては玩具代わりだったそれには、もはや自ら触れることすらできない。
無知だったティーンの頃のように。
そういや、私は一度痴漢にあったことがある。
犬の散歩中、車から男が声をかけ、道を聞いてきた。
男の下腹部からは、なんと黒々としたものが丸出しだった。
それがなんなのかよく分からなかったので、私は却ってそれをまじまじと凝視してしまった。
男は、いよいよ興奮を募らせ、さらに激しく右手を縦に動かし続け、ついに獣のような唸り声を発しだした。
ただならないその光景に恐ろしくなった私は、犬を引っ張って車から駆け出した。
あれは確か高校3年生。
戻れるなら、あの頃に帰ってこう言いたい。
「それを下着におさめなさいよ」と。

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