デジタルパーマ

もう腹立ちが限界に達してきた。
ファミレスでもう一時間近く彼女を待ちぼうけだ。
隣の席では、カップルが話し込んでいる。
どうやら初めてのデートってとこらしい。
男が語る、幼い頃より日記をつけてると。

「小学校の授業でかな。
先生が、その日一番あった嬉しかったことを書いてみようって。
その日以来ずっと。
へっ?一日だって欠かしてないよ。
そうだね、今日も書くよ」。
女性の方がちょっと年上だろうか。
ロングヘアを流行りのゆるやかなカール巻きにしている。
「髪の調子どうです?」男性が聞く。
「おかげさまで、やっぱりデジタルパーマって最高!朝がすんごい楽なの」。
女性が言う。
そうか美容師と客の逢引きか。
どうりで女々しい感じの男だと思った。
自分にもパーマをあててやがる。
話ながらしきりに前髪を触る癖が、どうにも勘に障る。
だいたい、日記を毎日つけるってどんなヒマなヤツなんだ。
プロジェクトの進捗記録やスケジュール管理なら僕だって怠らないが。
しかし、その日あったいちばん嬉しいことって。
いやはやバカバカしいと、首を振っていたら彼女の声がした。
「ごめ~ん、遅れちゃた」。
彼女は隣のオンナと同じ髪型だった。
あれっと隣の男が彼女に目を留め、ぎょっとした顔をする。
彼女は屈託なく言う。
「やだ~。
言いませんって。
それに恋愛ご法度じゃないんでしょ?
こんにちは~。
素敵な髪型ですよね」と、自分とまったく同じ髪型のオンナにも愛嬌をふりまく。
オンナはバツが悪そうってか、気分を害した模様。
なぜなら、同じ髪型でも僕の彼女の方がはるかに似合っているからだ。
こういうのってなんて言うのかな、そう素地が違う。
僕はふふふと笑いをかみ殺した。

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