英会話教室が出会いの場

小さなIT企業で、技術部のマネージャーをしていた時に、一緒に働いていたエンジニアが皆、独身で、彼女もいないし、そんな出会うタイミングもないという話を愚痴っていたのをきいて、ここは一肌脱がねばと、上司である社長と相談をしました。
そして、出てきたアイデアが、英会話学校に通わせることだったのです。

私たちの会社は、アメリカの製品を扱っていたので、メールでのやりとりも、マニュアルも、私たちが訳さない限り英語です。
もちろん、電話会議も英語で行われます。
ですから、スタッフみんなが、カタコトで英語が話せるくらいでいてほしいというのが本音でした。
ですが、残念ながら、エンジニアたちは、両極端で、全く話せないひととネイティブなみのひとがいたのです。
そこで会社の教育プログラムとして近くの英会話学校に通う費用を出すことにしました。
半強制的に申し込みを行い、それぞれのレベルに合わせたクラスに通い始めたのです。
しかも、それぞれ違うクラスになるようにしました。
ここまでが実は建前で、外部との接触をすることで、なにかしらの出会いがあればと思ったのです。
もちろん、成功するとは微塵も思っていませんでした。
ところが、それから、1年たって、5人のうち、3人に彼女ができ、そのうちの2人は、英会話教室のクラスメートだったのです。
そして、なんと、そのうちの1組は、結婚してしまいました。
まさか、こんな結果になろうとは、と社長とびっくり仰天。
目的がこちらにあったことはもちろん、いまだに彼らは知りませんが、英会話力も伸びて一石二鳥でしたよ。

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